近年では塗料の進化により、さまざまな機能性の塗料が開発され販売されていますが、今回は遮断熱塗料について解説します。
断熱塗料と言うのは、名前の通り断熱する塗料になります。しかし、この断熱の効果は外部からの熱を断熱するのではなく、内部の熱を断熱する塗料になります。
ですから、断熱塗料を塗装すれば室内の温度を一年中快適にすることができる塗料になります。断熱塗料を塗れば冬は断熱効果により暖かいかもしれませんが、夏場は逆に熱くならないのかと思う方もいるかもしれません。
しかし、この断熱塗料と言うのは、熱伝導を抑えることができますので、夏は涼しく冬はあったかい室内にすることができるのです。
遮断熱塗料ガイナ
遮断熱塗料で有名な塗料と言えば、「ガイナ」になります。このガイナと言うのは、宇宙航空研究開発機構(JAXA:ジャクサ)が開発した塗料になります。
つまり、ロケットなどに使われる塗料になりますので、とても優れた塗料になります。
そして、このガイナと言うのは断熱効果はもちろんですが、遮熱効果も持っている塗料になります。
遮熱効果と言うのは、熱を反射することによって内部に熱を通さないことになります。
ですから、遮熱・断熱効果を持っているガイナはとても温度変化に優れた塗料になります。それもそのはずです。
ロケットに使われる塗料と言うことは、宇宙空間に対応していると言うことになります。
過酷な宇宙空間に対応している塗料ですから、その塗料を住宅の塗り替えに使えばとても快適な室内になることは、想像がつくと思います。
ガイナの特徴
耐久性の部分においてもガイナの耐久性はとても優れています。その耐久性は15~20年になりますので、一般的な住宅の塗り替えのシリコン塗料などは約10年になりますので、1.5~2倍の耐久性になります。
確かに、ガイナの塗料の値段は決して安くはありません。しかし、通常の塗料の1.5~2倍の耐久性があるのならば、仮にシリコン塗料の1.5~2倍の塗料の値段で塗装したとしても1年間あたりの値段は変わりません。
また、次の塗り替えまでの期間が1.5~2倍になりますので、足場代などを考えますとむしろガイナを塗ったほうが経済的ですし、遮断熱効果もありますので、ガイナで塗装することは決して高くはありません。
地球温暖化による気温上昇
現代は地球温暖化によって平均気温は年々少しずつですが上昇しています。まだ若い人たちはあまり実感がないかもしれませんが、昔を知っている人たちは近年熱くなったのを実感しています。
しかし、時代は進化しています。そのような地球温暖化による気温が上昇したとしても、このように遮断熱塗料のガイナを塗れば快適な室内温度を保つことができます。
ガイナによってエアコンの設定温度を少しでも上げることができれば、電気代の節約になります。そうすれば地球にも優しいですし、お財布にもとても優しいです。
ガイナの性能を長持ちさせる
いくらガイナが優秀な塗料だとしてもその性能は有限です。年数が経てば遮断熱効果は少なくなってきます。
ですから、そのガイナの性能を長持ちさせるために、さらにその上からクリアーを塗ることによってガイナの耐久性を長持ちさせることができます。
このクリアーを光触媒のクリアーにすればセルフクリーニング機能によって塗装面についた汚れを雨が降るたびに落とせます。
そうすれば、遮熱塗料の性能を長時間保持できるのと同時に、光触媒のセルフクリーニング機能も備えることができるのです。
このクリアーを塗ったとしても手間的にはそこまで変わりませんので、せっかくガイナを塗るのであればその性能を長持ちさせるためにも、もうひと手間光触媒のクリアーを塗装していただければ、快適な室内空間を長持ちさせることができるのです。

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