屋根に使われる材料

銅板のメリットとデメリット:屋根材の選び方

屋根2

近年では、和風住宅以外にも洋風の家を建てる方が増えました。そのため、屋根材に銅板(どうばん)を使用する家も減りました。

しかし、銅板の屋根は緑青(ろくしょう:銅が青緑色になる錆のこと)によって、自然な色合を表現できます。

実際に、鎌倉の大仏やアメリカの自由の女神なども、この緑青の色合いを美術的観点から取り入れています。

そのため、現在でも銅板を屋根に使用する方は多いです。ただ家の屋根材を選ぶ際、その特徴や価格、メンテナンス方法などを知らなければかえって費用が高額になってしまいます。

そこでこのページでは、屋根材に銅板を使用する際のメリットとデメリットを紹介します。

銅板を屋根材にするのであれば、良い点と悪い点を知った上で判断するようにしましょう。

銅板のメリット

銅板の最大の特徴は、塗り替えなどの定期的なメンテナンスがほとんどいらない部分になります。実際に、鎌倉の大仏やアメリカの自由の女神は、塗装などのメンテナンスを行わなくても高い耐久性を保っています。

そのため、住宅の屋根材に使用した際もこれと同じように、塗装を行う必要がありません。しかし、一般的な屋根材は、塗料によって着色しています。

そのため、色落ちしたり塗装が剥がれたりすれば塗り替え工事を行わなければいけません。

そのままメンテナンスを怠れば雨漏りの原因になります。また最悪の場合、屋根そのものを新規に葺き直す(ふきなおす:屋根を新規に張り直すこと)必要があります。

一方、銅板の場合緑青によって着色しているため、そのような再塗装を行う必要がありません。なので、リフォームの際に発生するランニングコスト(維持費)を抑えることができます。

塗料によって塗装が必要な場合、塗り替え時にはさまざまな費用がかかります。塗料代や人件費、足場が必要ならば足場の費用がかかります。

しかし、銅板の屋根の場合このようなお金の心配をする必要がありません。また、銅板で屋根を覆っている場合、銅の板が剥がれれば補修する必要があります。

しかし、銅板は高い耐久性があります。そのため、頻繁に補修することはありません。

ここまで述べてきたことからわかるように、銅板はメンテナンスが非常に楽な屋根材になります。ただし、全くメンテナンスを行わなければいいというわけではありません。

銅板であったとしても、全く何もしなくても常に形状を保てるわけではありません。そのため、板が剥がれたり割れていたりするのであれば、専門の業者に直してもらう必要があります。

そして、銅板は厚くても、0.4mmになります。そのため、銅板は瓦やスレート瓦などに比べても軽いです。大地震で瓦がずれたり瓦が落ちたりする心配がありません。

しかし、銅板の屋根は瓦のように地震の大きな揺れでも落下する必要がありません。ただし、あまりにも軽いために、「台風や強風によってすぐに剥がれてしまうのでは?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

実際に、台風の影響を最も受ける沖縄で行った検証の結果によると、最大45mの強風であったとしても特に銅板が剥がれたことはありません。

ただ、銅板の耐久性は屋根の施工方法によって変わるため、屋根を作った方法と業者によって違います。

しかし、一般的な方法で銅板を施工したのであれば問題はありません。

それでも屋根の耐久性を求めるのであれば、施工業者にそのことを伝えましょう。銅板の屋根は高い耐久性もそうですが、最低限のメンテナンスを行えば100年は持つ屋根材になります。

実際に、鎌倉の大仏やアメリカの自由の女神がそれを証明しています。また、緑青の自然な仕上がりは、銅でしか表現できません。

銅板のデメリット

銅板のデメリットは、その施工時の「価格」になります。金属系の屋根材の中でも銅は特に高額になります。そのため、十分な予算がなければいけません。

また、銅板には適切な厚さがあります。一般的には、0.35mm~0.4mmが価格とバランスが良いと言われています。

そこで予算がないからといって、0.35mmを下回ってしまうほどの銅板を使うと、後々後悔することになります。

そして、先ほど述べたように、銅板は非常に軽くて薄いです。そのため、一般的な屋根材に比べて、雨の音が多少住宅内部に伝わります。

ただ、雨音がうるさくて寝れないほどではありません。あなたが銅板を屋根材に使用するのであれば、ここで紹介したメリットとデメリットを十分考慮した上で施工するようにしましょう。

 

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