家を購入するとメンテナンスやリフォームなどで屋根を工事します。そのため、住宅を買った方ならば、いつかは行うことになります。
ただ、屋根工事の際、どのようにリフォームすればいいのかわからない方が多いです。屋根に使われている材料の種類によって、改修工事の方法やメンテナンスの仕方は異なります。
そのため、あなたの屋根がどのような特徴を持っているのかを先に理解する必要があります。
そこで、このページでは屋根工事を行う際に知っておくとためになる項目をどこよりもわかりやすく解説します。
この記事を読み進んでいくうちに、屋根の工事に関することをすべて網羅できるはずです。
1.屋根工事の必要性
家を購入したのであれば、塗り替えやリフォーム工事などを行わなければいけません。
特別な塗料を使用していない限り、塗装が剥げてしまうからです。そうなると、雨が降った際雨漏りが発生してしまいます。
また、塗り替えや工事を行わないとコケや藻が発生します。これでは見栄えが悪いため、せっかく建てた家がもったいないです。
1-1.雨漏りするとかえって費用が高くなる
そして、雨漏りをすると改修工事を行わなければいけないです。そのため、工事が大規模になります。必然的に、塗り替えなどのメンテナンスよりも費用が高額になってしまいます。
またこの写真は、実際に雨漏りしてしまった屋根になります。内部まで雨水が侵入してしまい、木材などが腐敗してしまっています。
雨漏りが進行してしまうと、内部の木材を新規にする工事はもちろん、屋根の葺き替えを行わなければいけません。
この場合、これらをすべて取り除く工事が必要になります。そうなると費用は高額なり、定期的にメンテナンスを行うよりも高くなります。
1-2.定期的に点検やメンテナンスをして家の寿命を延ばす
そのため、適切な時期に点検や手入れを行うようにしましょう。塗り替えを行うほうが、見栄えがきれいです。また、雨漏りなどのリスクを回避できるため、経済的です。
更に、家そのものを長持ちさせることができます。塗り替えによって屋根が雨風から守られ、劣化するのを防ぐからです。
1-3.7年経過したら点検行う
そこで、家を購入したり前回の塗り替えから7年程度経過したら、一度点検をすると良いです。塗装が剥げていたり、屋根が傷んでいたりするのを早く発見できるためです。
このとき、業者に点検を依頼すると良いです。素人では判断することが難しいからです。
また、屋根に登らなければ正確な診断ができない場合、はしごで登る必要があります。このとき、慣れていないプロではいと大変危険です。そのため、時期が来たらプロに依頼するようにしましょう。
2.屋根材の種類
屋根工事を行う前に、屋根材の種類を理解していない方がほとんどです。あなたの家の屋根の特徴によって、適切なメンテナンスやリフォームの方法は異なります。
そのため、屋根に使われている材料の違いや種類を把握しなければいけません。
そのため、ここでは住宅に使われる屋根材の種類を紹介します。同じ洋風住宅であったとしても、使われている材料は異なるからです。
あなたの家の屋根に使われているものが、どのような特徴なのか確認してください。
2-1.和風住宅に使われる陶器瓦(粘土瓦):手入れ目安20~30年
和風住宅に多く使われる屋根材に、陶器瓦があります。また、粘土瓦とも言います。これは、粘土を焼き上げて作られた瓦になります。
そのため、塗り替えを行う必要がありません。瓦自体に顔料(色)が含まれており、着色されているからです。
ただ、汚れたり割れたりしてしまうことがあるため、掃除や瓦取り換え工事などの最低限のメンテナンスは欠かせません。そのため、放置しないようにしましょう。
手入れさえ怠らなければ、半永久的に瓦屋根特有の風格のある見栄えを持ち続けることができる瓦だからです。
この陶器瓦については、以下のページでさらに詳しく解説しています。そのため、この屋根に当てはまる方は合わせて読むことをお勧めします。
陶器瓦(粘土瓦)のメリットとデメリット:屋根材の選び方
2-1-1.釉薬瓦と無釉薬瓦
また、陶器瓦には2つの種類があります。「釉薬瓦」と「無釉薬瓦」になります。この違いは、表面に加工を施してあるかの違いになります。
釉薬瓦は表面に光沢感があり、青や赤といった鮮やかな色なのが特徴です。
一方、無釉薬瓦は表面に光沢感がないのが特徴です。その中でもいぶし瓦と府焼き瓦が代表的です。
この釉薬瓦と無釉薬瓦の違いについても、以下のページでわかりやすく紹介しています。陶器瓦を使用しているけど、どちらのタイプなのか分からない方は必見です。
陶器瓦の種類と特徴:釉薬瓦と無釉薬瓦のメンテナンスについて
2-2.セメント系屋根材:塗り替え目安10~15年
住宅の屋根の中には、セメント(コンクリートの元となる固まる粉)を使用している瓦があります。
これは、セメントと砂を1:2~3の割合で混ぜたものを使用したモルタルを瓦の形の型に固めたものになります。これをセメント瓦(モニエル)と言います。
ただ、そのままでは白いコンクリートの色のままです。そのため、塗装を行い住宅の屋根に使用します。塗料によって着色するため、いろいろな色があります。
2-2-1.セメント瓦の屋根工事
セメント瓦は、塗装を行い表面を覆っていまそう。そのため、年数が経過すると塗膜が劣化し、剥げてきます。
これではセメント瓦自体が劣化してしまいます。前述の通り、塗料で表面を覆い、雨や風、紫外線から屋根材を守っているからです。
塗料が剥げるとコケが発生してしまったり、雨を吸収してしまったりします。そのまま放置し続けると、雨漏りの原因になってしまいます。長持ちさせるためには、塗り替えを定期的に行うしかありません。
2-3.化粧スレート系屋根材:塗装目安7~10年
洋風住宅が増えてきたことにより、スレート屋根(カラーベストコロニアル)を使用する方は多いです。価格もそこまで高くなく、見栄えも良いため人気の屋根材になります。
ただし、カラーベストコロニアルを使っている場合、適切な時期に屋根の塗り替えを行わなければいけません。
これを怠ってしまうと、見栄えが損なわれるのはもちろんのこと、雨漏りの原因になるからです。
2-3-1.スレート瓦の屋根工事
スレート瓦は、塗料によって表面を保護しています。そのため、塗装が劣化すると屋根材自体が痛んでしまいます。そのまま放置すると、何度も言うように雨漏りの原因になってしまいます。
そのため、定期的にメンテナンスを行うようにしましょう。なお、スレート屋根については以下のページでさらに詳しく解説しています。ストレートの屋根材の方は一度目を通すようにしましょう。
スレート(カラーベストコロニアル)屋根の特徴と塗装の注意点
2-4.金属系屋根材:メンテナンス目安20年
金属系の屋根には大まかに分けて2つの種類があります。「銅板(銅の板)」と「ガルバリウム鋼板(こうはん)」になります。
同じ金属系の屋根材であったとしても特徴やメンテナンス方法が異なるため、この違いを理解する必要があります。そこで、この2種類をそれぞれわかりやすく解説します。
2-4-1.銅板の屋根材
銅板は和風住宅に良く使用されます。そのため、日本住宅の方は、自分の家の屋根に銅の板ではないか確認すると良いです。
また、基本的には銅板は塗り替えなどの塗装を行う必要がありません。実は、銅が錆に強い特徴を持っています。
そのため、塗料による塗装を行わなかったとしても、錆びたり腐敗したりしてしまうことがないからです。
しかしながら、全く錆びないわけではありません。緑青(ろくしょう:青緑色の錆)と呼ばれるものによって、表年をコーティングします。
それにより、高い耐久性が保て、銅独特の風合いになります。つまり銅板は、銅そのままの色合を表現している屋根になります。
ただ、塗り替えのメンテナンスをしなくても、屋根材が剥がれたり汚れたりすれば、掃除や屋根の補修工事を行う必要があります。これを怠り放置すると、雨漏りの原因になってしまうからです。
なお、銅板については以下のページでさらに詳しく解説しています。家の屋根材が銅の板の方は必見です。
錆にくい金属系屋根材「銅板」の特徴:緑青の魅力
2-4-2.ガルバリウム鋼板の屋根材:手入れ目安20~30年
ガルバリウム鋼板は、日鉄住金鋼板株式会社が開発した商品名であり、「アルミニウム55%」、「亜鉛43.4%」、「シリコン1.6%」で構成されたのアルミ亜鉛合金をめっき(金属などの材料の表面に、鉄製の薄膜を被覆した処理のこと)した鋼板のことです。
薄い金属の板を使用しているため、陶器瓦の1/6の軽さになります。そのため、地震に強く、大きな揺れでも屋根材が落下することはほとんどありません。
また、ガルバリウム鋼板は一般的に腐敗しやすい金属でも、錆びにくい特徴があります。そのため、一般的なトタン屋根(亜鉛メッキ鋼板)と比べても約4倍の防錆性があります。
さらに詳しいガルバリウム鋼板の情報を以下のページでまとめています。もし、この屋根材を使用しているのであれば、必ず目を通すようにしましょう。
ガルバリウム鋼板屋根の特徴と塗装(塗り替え)の注意点
2-5.屋根材ごとのリフォームのタイミング
ここまで述べてきたことからわかるように、屋根材ごとリフォームの方法や目安は異なります。
屋根材 |
5年 |
10年 |
15年 |
20年 |
25年 |
30年 |
---|---|---|---|---|---|---|
陶器瓦 |
点検 |
点検 |
点検 |
点検 |
点検、補修 |
葺き替え |
セメント瓦 |
点検 |
塗装 |
点検 |
塗装 |
点検、補修 |
葺き替え |
化粧スレート(コロニアル) |
点検 |
塗装 |
点検 |
塗装 |
点検、補修 |
葺き替え |
金属系(銅板) |
点検 |
点検 |
点検 |
補修 |
点検、補修 |
葺き替え |
金属系(ガルバリウム) |
点検 |
塗装 |
点検 |
補修 |
点検、補修 |
葺き替え |
この図を参考にして、あなたの住宅の屋根に適した屋根工事を行うようにしましょう。
ただ、ここで紹介しているのは、あくまでも目安になります。家の環境によって、屋根の傷み具合は変わってきます。そのため、適切な時期や方法は実際にプロに診断してもらうしかありません。
ただし、依頼する業者によっては適切な診断をしてくれるとは限りません。業者を選ぶ際にはむやみやたらに決めないようにしましょう。
屋根塗装の際の優良な業者選びについては、「外壁屋根塗装業者の選び方:優良業者を見つけ出す3つの方法」で詳しく解説しています。
優良業者にあなたの屋根を施工してもらうためには、目を通しておくようにしましょう。
3.屋根工事の種類と方法
屋根工事には、種類があります。屋根の状態やメンテナンス時期によって適切な施工方法は異なります。そのため、これら違いを理解しなければ、理想的な屋根工事を行うことは不可能です。
そこで、私が職人として働いていた経験から屋根工事の種類と方法をわかりやすく解説します。
屋根工事には、大まかに3つの種類があります。「屋根塗装」「カバー工法」「葺き替え」です。
なお、壊れた屋根を補修する工事が「補修工事」になります。これは、雨漏りなどをしてしまった場合に行うため、今回は省きます。
3-1.屋根塗装とは
屋根の塗装は、屋根材を保護するために行います。塗膜が劣化してしまうと、雨漏りの原因になったり家の寿命が短くなってしまったりしてしまうからです。
また、塗り替えを行うことによって家の見栄えを新築同様にすることができます。
3-1-1.屋根の塗り替え
屋根塗装は、屋根そのものが傷んでしまう前に行う必要があります。一度屋根材が、腐敗したり雨漏りしたりしてしまった場合、塗装だけでは完全に修復することができません。この場合は、大規模な改修工事を行う必要があります。
つまり屋根塗装は、屋根を塗料によって保護して長持ちさせる方法になります。
3-1-2.塗料の種類と価格
屋根を塗装する塗料には、いくつか種類があります。大まかに4つに分けられます。
「アクリル樹脂塗料」「ウレタン樹脂塗料」、「シリコン樹脂塗料」「フッ素樹脂塗料」になります。その他に、「光触媒塗料」や「断熱塗料ガイナ」があります。
ただ、後の2つは高価で特殊な塗料になるため、このページでの紹介は省きます。それでも気になる方は、「光触媒塗料の特徴:ワンランク上の塗り替え工事」と「住宅に使われる塗料:断熱塗料ガイナの特徴」を参考にすると良いです。
3-1-3.アクリル系塗料の特徴:耐用年数約5年
アクリル塗料は、耐用年数が低いため住宅の塗り替えに使われることはほとんどありません。そのため、長持ちさせなくても良い場所に使用すると良いです。コスト削減になるからです。
さらに詳しい内容は、「住宅に使われる塗料:アクリル樹脂塗料の特徴について」を参考にすると良いです。
3-1-4.ウレタン系塗料の特徴:耐用年数約7~10年
ウレタン樹脂塗料は、耐用年数が約7~10年の塗料になります。価格もお手頃なため、一昔前では塗り替えに使う塗料としては一般的でした。
しかし、現在ではシリコン樹脂塗料が普及したため、住宅の塗装に使われることは減りました。シリコンのほうが耐用年数が高く、コストパフォーマンスに優れているからです。
なお、ウレタン塗料の特徴やさらに詳しい情報は、「住宅に使われる塗料:ポリウレタン樹脂塗料の特徴について」にまとめてあるため、ウレタンで塗装する方は目を通しておくようにしましょう。
3-1-4.シリコン系塗料の特徴:耐用年数約10~15年
シリコン樹脂塗料は、住宅に使われる一般的な塗料になります。耐用年数も10~15年と長いです。
塗り替えの頻度を10年に1度と考えた場合、シリコン塗料で塗装するのが望ましいです。ウレタン塗料では、7~10年になるため、物足りないからです。
また、高い耐久性なのにもかかわらず、価格もそこまで高くないです。そのため、コストパフォーマンスに優れている塗料になります。
なお、シリコン樹脂塗料の詳しい概要については、「住宅に使われる塗料:シリコン樹脂塗料の特徴について」で紹介しています。
これから屋根の塗装を行うのであれば、必ずこの記事の内容は役に立ちます。
また、当サイトによくお問い合わせの中に「ウレタン塗料とシリコン塗料のどちらがいいのか?」という質問が非常に多いです。
その問題に関しては、「ウレタン塗料とシリコン塗料はどちらで塗装を使えばいいのか」で解説しているので、悩んでいる方は目を通すと良いです。
3-1-5.フッ素樹脂塗料の特徴:耐用年数約20年
フッ素樹脂塗料は、耐用年数が約20年になります。他の塗料と比べても、高い耐久性があります。また、塗装時の艶(ツヤ)が長持ちするため、いつまでもきれいな美観を保てる塗料になります。
ただし、塗料の値段が高いため、高額になります。そのため、塗り替え工事の予算に余裕がある場合は、利用すると良いです。
なお、フッ素塗料の特徴や詳細は以下のページで解説しています。気になる方は目を通しておくようにしましょう。
住宅に使われる塗料:フッ素樹脂塗料の特徴について
3-1-6.色選びのポイント
塗料の種類のほかに悩む方が多いのが、色選びになります。むやみやたらに好きな色で塗装すればいいわけではないです。家の雰囲気や周囲の景観にあったものを選ぶ必要があるからです。
そこで、色選びのポイントをお教えします。
1.景観を損ねないような色を選ばなければいけません。
2.外壁と屋根の色のバランスを考える必要があります。
3.屋根は外壁よりも紫外線や雨風の影響を受けやすいため、色落ちしやすいです。そのため、鮮やかな色はすぐに色あせてしまいます。
4.カラーシュミレーションを使ってみると実際のイメージが分かります。
5.色の種類によって大きく見えたり小さく見えたりします。同じ色であったとしても、明るい色は多い面積になるとより明るく見え、暗い色はより暗くなります。ちなみに、これを面積効果と言います。
3-1-7.屋根塗装のポイント
屋根工事の中でも、屋根塗装はほとんどの方が行います。塗り替えによって長持ちさせる必要があるからです。そのため、ここまで述べてきたことを考慮すると理想的な工事が行えるはずです。
また、当サイトは屋根塗装はもちろんのこと、外壁塗装について有益な情報を数百ページにわたってすべて無料で公開しています。全ての記事を一日で読み終えるのは難しいです。
そのため、必要だと思うことを優先的に理解できるように熟読してください。
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3-2.屋根の葺き替えとは
屋根は点検やメンテナンスを行っていたとしても、年数が経過すると劣化します。そのままでは雨漏りしてしまい、家が長持ちしません。そのため、屋根を葺き替える(ふきかえる:張り替えること)必要があります。
この方法は、今ある屋根材を撤去して新しい屋根に張り替える方法になります。古いものから完全に新しい材料にするため、新築同様になります。
例えば、今ある屋根が陶器瓦だとしても、全く別のスレート屋根にすることができます。
また、換気扇や天窓を新しく設置することが可能です。そのため、家のイメージチェンジを行うことができます。
ただし、塗り替えとは違い、屋根工事が大規模になり、日数がかかるリフォームにります。当然ながら、費用は高額になります。
しかしながら、屋根が劣化してしまった場合、葺き替えを行わなければいけません。放置すると、雨漏りしてしまい家そのものがダメになってしまうからです。
3-2-1.葺き替えの屋根材選びの注意点
屋根を新しく葺き替える際、どの屋根材にするのか悩む方は多いです。
ただし、見栄えはもちろんのこと、種類によって特徴や費用が全く異なります。前述で紹介した、「陶器瓦」や「セメント系屋根材」、「スレート屋根」や「金属系屋根材」の葺き替えにかかる大まかな費用を以下にまとめました。
これを参考にして屋根の張り替えを行うと予算の目安になります。
ただし、都道府県ごと施工単価が異なります。また、屋根材の傷み具合や屋根の面積によっても費用は変わってきます。そのため、あくまでも目安程度になります。
3-3.屋根のカバー工法(重ねぶき)の特徴と注意点
家を建てて何十年も経過すると、たとえ塗装を行っていたとしても屋根は劣化します。
このとき、塗り替えでは劣化が補修しきれない場合があります。その場合、カバー工法(重ねぶき)を行います。
この方法は、今ある屋根を撤去して新しい屋根材をかぶせるのではなく、既存のものに新規に材料をかぶせる工法になります。
下地が葺き替える(ふきかえる:屋根を張り替えること)ほど痛んでいない場合で、塗装では耐久性が持たない場合に行います。
この工法は、既存の屋根材を撤去しないため、廃材がでません。また、葺き替えほど施工期間がかかりません。そのため、費用を抑えることができます。
既存の古い屋根と新しい屋根が2重になるため、遮音性や断熱性は1枚の状態より高まります。
ただし、屋根が2重になるため重くなってしまいます。そのため、地震が行った場合は揺れの影響を受けやすいです。そのため、カバー工法を行う場合は、軽い屋根材を選ぶと良いです。
むやみやたらに施工するのではなく、屋根工事前に屋根の重量が重くなりすぎないかリフォーム業者に確認すると安心です。
4.特殊な屋根工事の種類
屋根の工事には、メンテナンスの施工以外にも特殊なものがあります。「ソーラーパネルの取り付け工事」と「耐震補強工事」になります。
これらの工事は、生活を今より良いものにするために必要です。そのため、それぞれの特徴を良く理解して施工するのがお勧めです。
ただし、必ず行わなければいけない工事ではないため、予算に余裕がある場合に行うと良いです。
4-1.ソーラーパネルの設置工事
現在では、地球に優しい家が人気な時代になりました。そのため、太陽光発電装置を屋根に設置する方が増えてきました。そこで、ソーラーパネルを取り付け工事の特徴と注意点を解説します。
これから学ぶ知識を参考にして、ソーラーパネルの設置を行うようにしましょう。
4-1-1.太陽光発電を取り付ける際に注意すること
ソーラーパネルを設置する際、気をつけなければいけないポイントがあります。それは、屋根の重さにさらに太陽光発電の重さが加わることです。新築の場合はその重量を考慮した設計が行われます。
しかし、今ある屋根に新しくソーラーパネルを設置する際は、さらにその重さが加わります。そのため、耐震性に問題が出る場合があります。
そのため、これから太陽光パネルを取り付けるのであれば、専門業者に安全性を確認するようすると安心です。

私は、外壁塗装の分野で職人として活動してきました。その中で気づいたこととしては、業者に頼むとき、工務店に工事を依頼しているということです。
ただ、工務店は仲介手数料が30~40%上乗せされるため、適正価格で工事を行うことはできません。
外壁塗装は、火災保険を使うことで保険金が支払われます。症状にもよりますが、実質負担0円で家の塗り替えができる可能性があります。
火災保険はほとんどの方が加入しているため、使わなければ損ですよね。
そこで当サイトでは、火災保険の申請をサポートしてくれる地域の優良業者をご紹介します。