粘土瓦の特徴と塗り替え(塗装)の際の注意点

瓦

住宅の屋根に粘土瓦(粘土を焼いた瓦)を使用している場合、その特徴を理解したうえで塗り替え工事を行うことが重要になります。

あなたの住宅に粘土瓦を使用しているのであれば、それに適したメンテナンス方法があります。住まいの屋根を維持するうえで、それを理解しているのと理解していないのでは大きく違います。

特に、住宅に使用している材料はお客様では判断することは難しいです。間違った認識によって手遅れになってしまわないためにも、必ずプロに診断してもらうようにしましょう。

そこでこのページでは、粘土瓦の特徴と塗装を依頼する場合の注意点を紹介します。

粘土瓦は、粘土を高温の窯で焼いて作ります。そのため、種類によっては陶器瓦とも呼ばれます。

湯呑や茶わんなどの陶器などを想像すると、この粘土瓦がどのようなものかわかるはずです。そしてこの粘土瓦には、大きくわけて2種類に分けられます。

釉薬瓦の特徴について

表面を釉薬(うわぐすり)が塗られている釉薬瓦と釉薬が塗られていない無釉薬瓦(いぶし瓦、素焼き瓦)があります。

釉薬瓦は、さまざまな色を表現できる点やいろいろな形状があるのが特徴になります。

例えば、和風住宅ならば和風住宅に適したJ形の形状が望ましいです。また、そのほかの住宅ならば、平らな形状のF形やS形などがあります。

この際、瓦の形状がアルファベットの形に似ていることから、このような名前で呼ばれます。

このことからわかるように、粘土瓦は家のタイプによって形状や色を使い分けることができます。そのため、和風住宅だけではなく、洋風住宅にも使用される瓦になります。

そして釉薬瓦の最大の特徴は、瓦表面が釉薬によってガラス質になっている点になります。

そのため、表面から雨水などの水分が吸収されることなく、高い耐久性になります。また、年数が経過したとしても、一般的な屋根材とは違い劣化することがありません。

このことからわかるように、塗り替えなどの塗装を行う必要がなく、メンテナンスが非常に楽な瓦になります。ただ、表面がガラス質になるため、年数が経過するとそのガラス質にヒビが入ることがあります。

このことを、陶器瓦の白化現象(はっかげんしょう)と言います。白化現象が起こる理由としては、ガラス質に無数の細かいひび割れが起こることによって、ガラス面が白く色あせたように見えるからになります。

しかし、あくまでも表面のガラス質が白く見えるだけであって、陶器自体には何も問題ありません。ただ、表面のガラス質に穴が空いてしまったのであれば、瓦自体を変える必要があります。

陶器瓦はガラス質によってコーティングしているため、そのガラス質がなければ耐久性が著しく低下してしまいます。この現象が起こる主な要因は、瓦の霜焼けになります。

この現象は、寒い地域などに起こりやすい現象になります。比較的メンテナンスが必要のない陶器瓦ですが、この部分には注意が必要になります。

瓦を見たときに、赤い色の部分があるのであればこの現象の可能性が高いです。なので、早めにプロに診断してもらうようにしましょう。

無釉薬瓦の特徴について

そして、次に素地瓦の特徴ですが、先ほど述べたように釉薬を使用しないのが特徴になります。素地瓦にもいくつか種類があり、いぶし瓦や、素焼き瓦、練込瓦、窯変瓦といった種類があります。

この中でも一般的な素地瓦は、いぶし瓦になります。そのため、古くから建設されている、神社やお寺などの屋根に使用されている瓦になります。

このいぶし瓦も陶器瓦と同様にさまざまな形状の瓦が存在します。ただし、釉薬を使用しないため表面がガラス質ではありません。

ただ、「表面をガラス質で覆っていないため、水分を吸収してしまうのでは?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

しかし安心していただきたいのですが、そのような心配はいりません。その理由としては、製造段階で蒸し焼きにします。そのため、瓦表面に炭素の膜を形成させることができます。

この炭素の膜を瓦の表面に作ることによって、高い耐久性を生み出せるのです。そしてこの製造方法を行うことから、素地瓦でも蒸し焼きにするものを「いぶし瓦」と呼びます。

そのため、瓦全体が渋い銀色になっているのが特徴になります。ただ、表面の炭素膜に耐久性を依存しているため、炭素膜がなくなると耐久性が低下します。

年数が経過すると炭素膜が剥がれ落ちたり、変色してしまったりります。万が一、一部分色でも変色しているのであれば、問題がある可能性があります。

また、表面を炭素の膜で覆っていても、釉薬瓦よりは水が浸透しやすいです。なので海沿いの住宅の場合、塩分によって円害が起こることがあります。そして、寒い地域であれば寒さによる凍害が起こる可能性があります。

しかし、いぶし瓦を使用している建物の中でも、神社などやお寺などは数百年経過しても未だに耐久性を維持しています。

ここまで述べてきたことからわかるように、釉薬瓦であっても素地瓦であっても、高い耐久性のあることには変わりありません。

一般的な屋根材のように、特に塗り替えなどの定期的なメンテナンスも必要ありません。

しかし、メンテナンスが必要でなかったとしても、瓦に問題が発生している可能性がありますので、定期的なメンテナンスが必要になります。

そして、素地瓦でも素焼き瓦も住宅に使用されることの多い瓦の一つになります。この素焼き瓦も、いぶし瓦同様に釉薬を使用しない瓦になります。そのため、陶器自体の自然な色合いを活かした瓦になります。

また、瓦の色が赤色のため赤瓦とも呼ばれます。とても色合いが自然になりますので、洋風住宅に使用されることの多い粘土瓦になります。

自分の住宅にどのような瓦を使用しているのかを確認したうえで、適切なメンテナンス方法を選択するようにしましょう。

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