家を購入したのであれば、塗り替え(外壁屋根塗装)は必ず行わなければいけません。ただし、屋根と外壁は別々に塗装することができます。そのため、「屋根と外壁は同時に塗り替えを行うほうがいいのか?」と疑問に思う方も多いです。
結論から言ってしまえば、屋根と外壁は同時に塗り替えを行うほうがいいです。なぜなら、屋根と外壁を別々に行う場合よりも、同時に行ったほうがコスト面の部分を考えた場合にお得になるからです。
「同じ面積を塗装するのだから料金は変わらない」と思う方もいるかもしれません。しかし、そこが大きな間違い落とし穴なのです。工事費用の大半の割合を占めるのが施工費になります。つまり、人件費です。
無駄な費用がかかる
屋根と外壁を別々に塗り替える場合と屋根と外壁を同時に塗り替える場合では、作業効率が大きく違います。なので、人件費は前者のほうがかかってしまいます。
例えば、何か商品を購入する場合、単品で購入するよりもまとめ買いをしたほうが一つ一つの値段が安くなります。外壁や屋根の塗装にも同じことが言えます。
また、屋根だけ塗装する際、屋根に足場がなければ塗装できないような場合は屋根足場を組まなければいけません。この際屋根と外壁を同時に行う場合では、外壁の部分に足場が必要なため、屋根足場を組んだとしてもそこまで費用はかかりません。
しかし、屋根だけの塗装で屋根足場組む場合は、外壁と屋根を同時に行うよりも費用がかかってしまいます。このことからわかるように、それぞれを塗り替える場合、人件費や足場代が必要以上にかかってしまいます。
仮に屋根だけを塗り替える際、足場がいらなくても施工できる場合があります。そのような場合は費用を抑えるために、屋根足場を組まずに塗り替えを行います。
しかし、安全性の部分を考えても外壁の足場があるのとないのでは全く違います。2階建ての住宅の屋根だけを塗装するとわかりますが、屋根にはしごをかけて登ります。その高さは、実質の3階建ての高さに相当します。
その高さから万が一転落してしまえばひとたまりもありません。しかし、外壁に足場があれば、もし転落しても足場があるため助かる可能性があります。
また、安全帯(命綱)を足場にかけることもできます。そのような塗装する職人さんの安全性の面を考えても、外壁に足場を組むと同時に屋根の塗り替えをお勧めします。
そして何より、お客様の立場からしても屋根と外壁をそれぞれ塗り替えるのは手間です。屋根の見積書を業者が作成し、屋根を塗り替える。外壁の見積書を業者が作成し、外壁を塗り替える。
このようにそれぞれ塗り替える場合、業者とのやり取りを2度も行わなければいけません。
しかし、屋根と外壁を同時に行う場合、一度で見積書の作成や施工が済んでしまいます。そのようなことを踏まえても、屋根と外壁を同時に行ったほうが楽なことがわかります。
屋根と外壁の塗り替え時期を同じにする
なので、屋根と外壁の塗り替えを同時に行うのであれば、塗り替え時期を同じにする必要があります。例えば、屋根の塗料が7年しか持たないもので、外壁の塗料が10年持つ塗料では、3年間の誤差が生まれてしまいます。
それでは、屋根の時期に合わせて塗り替えを行うのか、外壁の時期に合わせて塗り替えを行うのか迷ってしまいます。また、この3年間の誤差があるために、屋根と外壁をそれぞれ塗り替えることになるかもしれません。
そのことを防ぐためにも、同じ期間耐久性のある塗料で屋根と外壁を塗装するようにしましょう。特に新築で家を建てた場合、最初の塗り替えの塗料選びには注意が必要になります。
ここで屋根と外壁の耐久性を同じにしなければ、今後の塗り替え時期が狂ってしまいます。また、塗料を業者任せにするのではなく、業者とともになって塗料選びをあなた自身が行わなければいけません。
業者は自分の利益しか考えていない方が非常に多いです。そのため、業者の都合のいいように施工プランを考えてしまう場合があります。あなたの住宅の将来のことを考えた施工内容をあなたが考えなければいけません。

私は、外壁塗装の分野で職人として活動してきました。その中で気づいたこととしては、業者に頼むとき、工務店に工事を依頼しているということです。
ただ、工務店は仲介手数料が30~40%上乗せされるため、適正価格で工事を行うことはできません。
外壁塗装は、火災保険を使うことで保険金が支払われます。症状にもよりますが、実質負担0円で家の塗り替えができる可能性があります。
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