複数の業者から見積もりを取ることを「相見積もり」と言います。このように複数社から見積もりを取ることによってある程度の金額の目安を作ることができますし、お客様が業者を選別することができるのです。
相見積もりを取らなければ、高い金額を提示されてもその金額が高いかどうかわかりません。判断材料がないために適切な価格なのかを判断することができません。
相見積もりを取れば比較できる
逆に相見積もりを取れば、明らかに工事費用が高くても他の業者と比べることができますので、高いと判断することができます。
例えば、3社に見積もりを依頼するとします。最初に見積もりを取ったa社の見積もりが200万円だとします。そして、b社の見積もりが130万円になり、c社の見積もりが100万円ならばどうでしょうか。
明らかにa社の200万円の見積もりが高いと言うことがわかります。そうすれば、あまりにも高すぎる塗り替えを行うことはありません。
しかし、相見積もりを取ることは何も金額だけに限ったことではありません。3つの業者に見積もりを取れば1つ1つの業者の対応がわかります。
丁寧に電話対応をしてくれる業者であれば、丁寧に電話対応をしてくれない業者よりも好印象ですし、丁寧な電話対応をしてくれた業者に塗り替えを依頼したくなると思います。
また、相見積もりを取り見積もりを比較すれば、どこが丁寧に見積もりを作っているのかもわかりますし、明らかに単価の高い工事を見分けることができるのです。
いくら金額が安かったとしても、対応や見積書の質が低ければ塗り替えを依頼するのかは考えものです。それでしたら、少し金額が高い業者だとしても対応が悪い業者に塗り替えを依頼するよりも安心して工事を依頼することができます。
相見積もりは人を見る
相見積もりを取る際に金額面ばかりを気にするお客様が多いですが、そうではありません。金額が安ければ安いほどそれ相応の塗り替えになってしまいます。
だからと言って金額が高ければ必ずいい塗り替えができると言うわけではないのが難しい部分かもしれません。
外壁の塗り替えと言うのは、10個の業者があれば10個の業者なりの仕事になります。車のようにすべてがすべて同じ品質ではありません。だからこそ、業者選びは慎重に選ばなければいけないのです。
どこの業者に頼んでも自分の納得のいく塗り替えができるように思えますが、実際はそうではありません。同じ金額で塗り替えを行ったとしても業者ごとにその仕上がりに差はでます。
同じ金額を支払うのであれば、塗り替えの工事の質が良ければ良いに越したことはありません。最悪の場合は質の悪い塗り替えによって、逆に損をしてしまう可能性も十分に考えられます。
相見積もりを取る際に金額はもちろんですが、もっと業者を見ていただきたいです。業者と言う人を見ていただきたいのです。結局、塗り替えを実際に行うのは業者ですが、その業者と言うのは業者である前に一人の人間です。
住宅の塗り替えではその人間性であり、どこまで親切にあなたのことをまるで自分のように考えてくれるのかと言う部分が重要になります。
相見積もりを取る際にそのような人間性を気にしていただきたいのです。
相見積もりを取る目的と言うのは、塗り替えの内容や金額はもちろんですが、結局は業者と言う人を見る作業なのです。
その人を見ることは、見積書の紙だけでは判断することはできません。数字だけでも業者の良し悪しを判断することはできません。
ですから、見積書の数字はもちろんですが、そのような業者の対応であり人間性を踏まえたうえで業者選びをしていただければあなたにとって最善の業者を選ぶことができますし、後悔のない業者選びをすることができるのではないでしょうか。