マンションのエレベーターの寿命は?耐用年数や修繕費の目安

マンションエレベーター寿命

マンションのエレベーターには耐用年数があります。古くなったら修繕するようにしてください。実際にエレベーターによる死亡事故なども起こっているので、注意するようにしてください。

ただ、「何年になったら寿命なのか」「修繕費がいくらかかるのか」などわからないことも多いのではないでしょうか。

そこでこのページでは、「エレベーターの寿命がどのくらいなのか」「修繕方法や費用」についてご紹介します。これからお伝えすることを参考にして修繕工事を行い、成功させましょう。

エレベーターの耐用年数、修繕時期

マンションのエレベーターの耐用年数は、メンテナンス(補修)が15年になり交換が30年になります。

ただ、なかなか積立金が足りないなどが原因で、なかなか30年でエレベーターを交換できない管理組合も多くいらっしゃいます。

一般的に大規模修繕の時期は、12年周期です。そのため、以下のような周期になります。

築年数修繕回数
12年1回目
24年2回目
36年3回目

12年周期で大規模修繕を行うと、築36年で3回目の修繕工事を行います。そのため、エレベーターの交換もこのタイミングで行う管理組合は多くみられます。

エレベーターは、死亡事故につながるので、人の命を運ぶ機械です。そのことをよく考えた上でメンテナンスを行いましょう。

エレベーターの補修の種類

エレベーター修繕種類

出典:エレベーターメンテナンスナビ

エレベーターの補修・メンテナンスには、「POG契約」「FM契約」の2種類があります。契約内容によってメンテナンス方法が異なるので、注意するようにしてください。

POG契約

POG契約とは、「パーツ(P)」「オイル(O)」「グリス(G)」を点検し、足りなくなったら交換するメンテナンスの契約内容になります。

そのため、POGに当てはまらないものは点検してくれないので注意しましょう。

たとえば、エレベーターの箱そのものや吊るしているワイヤーなどです。したがって、POG契約は、日々の点検や清掃、グリスの給油などを行ってくれる契約になります。

FM契約

FM契約とは、フルメンテナンス契約のことです。エレベーターに関わるすべてをメンテナンスしてくれます。パーツやグリスなどの細かい部分のメンテナンスはもちろんのこと、箱を吊しているワイヤーや機械の整備なども行ってくれます。

エレベーターの点検やメンテナンスは、契約内容によって異なるので、注意しましょう。

エレベーターの3つのリニューアル方法

エレベーターの修繕工事には、以下の3つの方法があります。

  • 全撤去新設リニューアル
  • 準撤去リニューアル
  • 制御部品リニューアル

エレベーターの修繕を行う際は、それぞれのリニューアルの方法を把握した上で適切な修繕を行うようにしてください。

全撤去新設リニューアル

全撤去新設リニューアルは、古くなったエレベーターの部品から何まですべてを撤去して新しいものに取り換えます。

新品のエレベーターになりますが、作業に時間がかかり、費用も高くなるデメリットがあります。エレベーターの撤去や新設は数千万円単位の費用がかかる恐れがあるため、積立金などを考慮した上で決定しましょう。

準撤去リニューアル

準撤去リニューアルは、エレベーターなどの機械など再利用できるものはそのまま利用して、ワイヤー、巻き上げの機械などは交換する修繕方法です。

費用がかかる部分はそのまま再利用するので、すべて交換するよりも費用や工期を抑えられるメリットがあります。

制御部品リニューアル

制御部品リニューアルは、古くなった制御部品を交換することです。部品を交換する修繕になるので、費用がかからずに工期も短いです。

ここでお伝えした方法の中から適切な修繕方法を選びましょう。

ただし、エレベーターの劣化状況によっては規模の大きい修繕を行わなければいけません。コストのかからないリニューアル方法で修繕を行いたくても、箱を交換しなければいけない状況であれば、全撤去新設リニューアルをしなければいけないのです。

修繕業者と確認して、適切な方法で修繕工事を行うようにしてください。

エレベーターの修繕費用の目安

エレベーターの修繕費用は、どのくらいかかるのか気になるものですよね。エレベーターの修繕を検討している方は、あらかじめどの程度の費用がかかるのか確認するようにしてください。

ただし、エレベーターの修繕費用は、修繕方法や劣化状況によって変わってくるため、その点を考慮した上で参考にしましょう。

全撤去新設リニューアルの費用:1,200~1,700万円

全撤去新設リニューアルの費用は、1,200~1,700万円の費用がかかります。先ほどお伝えしたように、古いエレベーターを撤去してすべて部品を新品にするからです。

すべて新しいものにすれば、その分費用は割高になります。予算とのバランスを考えた上で、全撤去新設リニューアルを検討してください。

準撤去リニューアル:700~1,200万円

準撤去リニューアルの費用は、700~1,200万円が相場になります。費用のかかる箇所はそのまま利用することで、費用を抑えつつ大規模なエレベーターの修繕が可能です。

制御部品リニューアル:400~700万円

制御部品のリニューアルは、400~700万円が相場になります。制御の部品を交換するだけになるため、費用は抑えられます。

オプション+α

エレベーターの修繕を行う際、オプション追加することができます。

防犯カメラや地震の際の安全装置などを設置すれば、安心してエレベーターを利用することができます。そうすれば、日々の暮らしが快適になりますよね。

ただし、オプションを追加すると、その分費用は高くなるため覚えておくようにしてください。

まとめ

マンションのエレベーターは、耐用年数があるため築30年が経過すると寿命になります。そのため、劣化状況に応じた適切な方法で修繕するようにしましょう。

また、エレベーターの修繕費用はリニューアル方法によって異なります。価格の安い修繕方法で行えばいいわけではないので、適切な方法で修繕するようにしてください。

冒頭でも述べたように、エレベーターの事故は死亡事故につながります。エレベーターの修繕は、人の命にかかわる重要なことなので、管理組合はその点を考慮した上でエレベーターの修繕を行いましょう。

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