樹脂サイディングボードの特徴:メンテナンスが楽な外装

サイディングボード2

住宅の外壁に使われる素材の中に、サイディングボードと呼ばれる建材があります。このサイディングボードは人工的に板を作るため、様々な模様や形を作ることができます。

現在では洋風住宅が人気になり、このようなサイディングボードによる外装を施工する方も増えています。このページでは、その中でも樹脂サイディングボードについて紹介します。

簡単に言ってしまえば、樹脂サイディングボードは、色付きのプラスチックを板状に加工した商品になります。そのため、重さも非常に軽く、板そのものに着色を行っているので塗装が剥げたりしません。

樹脂サイディングボードのメリット

一般的な外壁材には、材料の表面に塗装することによってさまざまな色を表現しています。

一方、この樹脂サイディングボードは色のついた素材を加工していますので、サイディングボード自体に着色を行っています。

ですから、一般的な外壁材のように色あせや傷がついたら色が落ちてしまう心配がありません。

私の知り合いの住宅に、この樹脂サイディングボード使用した住宅があるのですが、その住宅は20年経過した今でも色が剥げたり、色落ちしたりすることはほとんどありません。

この樹脂サイディングボードのメリットはそれだけではありません。家の外壁のように、何十年もの耐久性が要求される場合でも、強度の低下がほとんどなく、耐久性に優れた長寿命の外装材になります。

そして、非常に軽い性質を持っているため、地震で住宅に与える負荷が少ない特徴があります。

サイディングボードの中に窯業系(ようぎょうけい)サイディングボードと言われるサイディングボードがあるのですが、その窯業系サイディングボードの約1/10の重量になります。

なので、地震が多い地震大国の日本でも地震に強い住宅になります。その反面、素材が軽いため、音を通しやすい特徴があります。比較的雨風が強い地域では、音が気になる方もいるかもしれません。

そして、一般的なサイディングボードはコーキング材(シーリング材:隙間を埋めるゴムみたいなもの)を使用します。

そのため、年数が経過するとコーキングが劣化するので、メンテナンスを必ず行わなければいけません。しかし、この樹脂サイディングボードはそのようなコーキング材を使用しません。

「コーキングを使用しないと雨漏りするのでは?」と疑問に思う方もいますが、雨漏りをしないような設計のもと施工するため、そのような心配がいりません。

そして、樹脂サイディングボードは海辺の家にお勧めの外装になります。海辺の近くの家は海風にあたるため、どうしてもその影響を受けます。

同じサイディングボードでも、金属サイディングボードではその影響を受けやすく、サビてしまいます。

しかし、樹脂サイディングボードに使われる樹脂はサビることがないため、海辺の潮風の影響を受けることがありません。なので、海辺という住宅にとってもあまりよくない環境には、おすすめな外装材になります。

メンテナンスが楽な外装

このことからわかるように、樹脂サイディングボードはメンテナンスが非常に楽な外装の素材になります。ただし、メンテナンスが楽な外装材でも必ずしもメンテナンスフリーというわけではありません。

当然、樹脂サイディングボードでも劣化します。樹脂サイディングボードは紫外線に弱いです。そのため、紫外線を防止する必要があります。

その問題を改善するために、メーカーでは劣化防止剤を入れて樹脂サイディングボードを作っているメーカーもあります。

そもそも、この樹脂サイディングボードに使われる樹脂自体が紫外線に弱く、紫外線を何年も受け続けると劣化してしまいます。

一度紫外線で劣化してしまえば、どうしようもなくなってしまうため、紫外線を防ぐ施工を行わなければいけません。

しかし、住宅に使われる材料の中では塗り替えする頻度は少ないです。なので、メンテナンスが非常に楽な素材であることは間違いありません。

日本で普及していない理由

ここまで述べてきたことからわかるように、樹脂サイディングボードはメンテナンスも楽で耐久性もある外装になります。しかし、日本ではそこまで普及していない素材になります。

その理由としては、メンテナンスが楽なことが考えられます。例えば、一般的なサイディングボードではコーキングを使用します。そのため、コーキングが劣化する約10年に1度はコーキングをやり直さなければいけません。

しかし、もし日本のすべてのサイディングボードの住宅がコーキングを使わない樹脂サイディングボードで作られていたのならばどうでしょうか。

コーキングを施工するコーキング業者は仕事がなくなり、生活することができなくなってしまいます。

これがまさしく、日本で樹脂サイディングボードが普及しない理由になります。ただ、必ずしも日本でサイディングボードが普及しない理由がこの理由だけではありません。

まだ、樹脂サイディングボードを施工する業者がそこまで多くはないことも、樹脂サイディングボードが普及していない理由として考えられます。そして、他の種類の外装に比べると防火性の面でも劣ります。

樹脂サイディングボードを施工する段階で、防火処置などを行わないといけません。そのため、施工時にひと手間かかる外装になります。この手間がかかってしまう部分も樹脂サイディングボードの普及を妨げている原因かもしれません。

ですが、そのようなデメリットの部分を踏まえたとしても、メンテナンスが楽で耐久性がある樹脂サイディングボードは、住宅にとってすばらしい外装になります。

あなたが今後、サイディングボードを外装に使うことを考えているのであれば、業者と相談したうえで施工するようにしましょう。

外壁塗装を高品質・低価格でご提供

私は、外壁塗装の分野で職人として活動してきました。その中で気づいたこととしては、業者に頼むとき、工務店に工事を依頼しているということです。

ただ、工務店は仲介手数料が30~40%上乗せされるため、適正価格で工事を行うことはできません。

外壁塗装は、火災保険を使うことで保険金が支払われます。症状にもよりますが、実質負担0円で家の塗り替えができる可能性があります。

火災保険はほとんどの方が加入しているため、使わなければ損ですよね。

そこで当サイトでは、火災保険の申請をサポートしてくれる地域の優良業者をご紹介します。

外壁塗装の見積もり・お問い合わせはこちら

関連記事

漆喰

漆喰(しっくい)と珪藻土(けいそうど)の特徴と違い

漆喰和風

和風や洋風な外壁や内装の壁:漆喰(しっくい)仕上げの特徴

羽目板

羽目板の外壁の特徴と塗り替えの際の注意点

サイディングボード

樹脂サイディングボードが日本で普及していない理由

サイディングボード3

窯業系(ようぎょうけい)サイディングボードの特徴について

タイル張り

タイル張りの外壁の特徴とメンテナンスの注意点