ペンキの塗り替えは、必ずしもプロである業者に依頼しなければいけないわけではありません。現在では、日曜大工であるDIY(ディーアイワイ)を行うお客様が増えています。
また、ホームセンターに行けば数多くの家庭用塗料が販売されています。簡単な塗装ならばお客様自身で塗り替えを行うことができます。
例えば、ウッドデッキや木材を使っているフェンス、イスやテーブルであれば、木部用保護着色塗料を使えば、簡単にペンキ塗りが行えます。
ウッドデッキ程になりますと面積も大きくなりますので、DIYを行うには少しハードルが高いかもしれません。しかし、イスやテーブルであれば、面積もそこまでありませんので、わざわざ業者に依頼するまでもないかもしれません。
少しならDIYが経済的
なので、DIYによる塗装が経済的にお得になります。先ほど述べたように木部用保護着色塗料であれば、木材の木目をそのまま活かし、自然な仕上がりになります。
ですから、木部を塗装するのであれば、木部用保護着色塗料がお勧めになります。この際、一般的な住宅の外壁に使われる塗料で塗り替えを行えば、塗膜(塗料)で完全に覆ってしまいます。そのため、木目が見えなくなってしまいます。
ウッドデッキやウッドのイスやテーブルであれば、木目が見えなければ、せっかくの木材による仕上がりが台無しになってしまいます。
また、木材は材料として使われた後も呼吸をしています。木材の表面のすべてを塗膜で覆ってしまえば、木材が呼吸できません。それでは、木材の内部が腐敗してしまう原因になってしまいます。
しかし、木部用保護着色塗料であれば、木の呼吸を妨げることがありません。なので、木の寿命を外壁に使われる塗料よりも延ばせます。
そのようなことからも、木材の塗り替えには、木部用保護着色塗料がお勧めになります。この木部用保護着色塗料は、植物油等を原料にしている自然塗料になります。
無公害になり、人はもちろんですが、動物にも植物にもやさしい塗料になります。このような安全性の高い部分も、DIYを行いやすい要因になります。
ただし、DIYで木材などの腐敗してしまうものは注意して塗装しなければいけません。
プロが実際に使う塗料を使う
一般的に、ホームセンターで売られているような家庭用塗料は、水性のものが多いです。そのため、扱いやすいですが、耐久性はそこまでありません。
耐久性が2年や3年程のものが多いので、塗料を購入する際には注意が必要です。ホームセンターなどで売られている塗料の中でも、「キシラデコール」という塗料があります。
この塗料は、実際にプロによる塗り替えにも使われる塗料になりますので、耐久性が長くお勧めの塗料になります。
また、色も数多くの種類がありますので、お客様のお好みの色を選択して塗り替えを行っていただきたいです。塗り方としては、塗料を購入すればわかりますが、塗りたい部分に2度塗っていただければ自然な木目を残したまま仕上げることができます。
その際の注意点としては、まんべんなく均等に塗料を塗ることです。塗料が多い部分は、当然色が濃くなってしまいます。それでは、仕上がりに色むらが出てしまいますので、注意が必要です。
最初は、イスやテーブルぐらいしか塗り替えができないかもしれません。しかし、この塗料は非常に塗りやすい塗料になりますで、慣れてくればウッドデッキ程の面積を塗り替えることも十分に可能です。
確かにプロには仕上がりの良さは到底及びませんが、DIYで塗装すれば、業者に塗り替えを依頼する以上に愛着がわきます。その部分はDIYならではの良さになります。
先ほど述べた通り、ウッドデッキやウッドのイスやテーブルをDIYで塗装する際には、耐久性の長さだけ注意していただきたいです。木部は腐ってしまいますので、耐久性の長い塗料で塗り替えを行うことが、ポイントになります。